インプラント治療について
インプラントの条件
インプラントの治療は、骨の発育がほぼ完了する16才以上の方であれば、どなたでも行えます。年齢に上限はありません。 ただし、以下の方は治療を受けることができません。 ○重度の歯周病(歯槽膿漏)の方 ○全身疾患のある方 ○ヘビースモーカーの方 ○妊娠7ヶ月目以降の方 重度の歯周病の方は、お口の中の衛生状態が悪い場合が多く、そのままではインプラントを入れることができません。歯周病を治療し、正しい歯磨きを習慣づけてからインプラントの治療を行います。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
歯に関するお悩みや、インプラントについての素朴な疑問など、患者さま一人ひとりのご相談にお答えしています。
歯槽骨や顎関節の精密な検査
デジタルレントゲンを使って、患者さまの歯肉の内部、特に、歯槽骨の密度や量を細かく検査します。同時に歯型を採取し、噛み合わせの状態なども検査します。
治療計画の策定
上記の検査結果や、患者さまの健康状態をもとに、今後の治療計画を策定し、ご説明します。なお、次の症状の場合は、予備治療を行ってから、手術を実施します。
予備治療とはインプラント治療の前に口腔内の環境を整える治療で虫歯や歯周病の治療も含まれます。
インプラントの埋入手術
口腔内の環境が整った時点でインプラントの埋入手術となります。失った歯の部分の骨に穴をあけインプラントを埋入します。手術時間は、おおよその目安としてインプラント1本30分から1時間ですが症例、本数により変りますのでスタッフにお尋ねください。
縫合と仮歯の装着
インプラントを埋入し、切開部分を縫合します。なお、上部の歯の装着は、インプラントが歯槽骨と結合し、完全に固定されたことを確認してから行います。それまでの期間中は、患者さまの歯型をもとに仮歯をご用意しますので、普段とかわらずに生活いただけます。
消毒と縫合部分の抜糸
手術の翌日は縫合部分の消毒を行い、約1週間後に、縫合部分の抜糸を行います。同時に、インプラントの結合経過を確認します。インプラントと骨との結合は約3ヶ月から半年が必要となりその間は安静期間となります。
新しい歯の装着
安静期間後、歯槽骨にインプラントが結合されたのを確認します。結合が確認されたらジョイント部分となるアバットメントを接合し、セラミック製の新しい歯をしっかりと固定します。(図4)
以上でインプラント治療は完了します。その後はインプラント治療部位の清掃状態や周囲の歯とのバランスなどを定期検診で検査し、必要であれば調整を行います。
定期検診
インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスがとても大切です。他の健康な歯のクリーニングとあわせて、3ヶ月に1度は定期検診を行ってください。5年保証をお約束する当医院では、治療後も責任を持って、皆様方のお口の健康をお守りいたします。